ぼっち・ざ・ろっく!の6話も素晴らしかった。

ぼっち・ざ・ろっく!の6話も4話に続いてかなりよかった。

6話は上手と下手という概念を中心にして説明してみたい。

まず、上手というのは視聴者側からみて右側で、下手は左側である。

基本的に上手には強いものを配置し、下手には弱いものを配置する。

今回の6話は廣井とぼっちの二人が中心となっているが、この二人の配置に注目したい。

先に言っておくとほぼ上手が廣井で下手がぼっちになっている。

ぼっち・ざ・ろっく!6話4分22秒

廣井の登場シーンだが、いきなり左から登場している。

これは廣井が泥酔してるからであり、あとは基本的に上手にいる。

ぼっち・ざ・ろっく!6話6分39秒

OP後のシーンであるが、早速上手(右側)に移動している。

ぼっち・ざ・ろっく!6話7分20秒

ここは別に配置関係ないけど、ぼっちの心の鍵が掛かっている描写。

ぼっち・ざ・ろっく!6話7分45秒

ここで廣井が左に移動しているが、これは次のシーンの為に左に移動する必要がある為。

ぼっち・ざ・ろっく!6話7分53秒

ぼっちが逃げようとして上手に移動。

ぼっち・ざ・ろっく!6話8分02秒

逃げようとしてコケたぼっちを廣井が支える図。

もちろん逃げるというのはイコールでバンドのことでもあり、それを廣井との出会いが運命を変えたと言ってもいいだろう。

廣井に会わなかったぼっちの運命はこのあとの妄想にでてくる酒に溺れた未来であるのは想像に難くない。

ぼっち・ざ・ろっく!6話8分49秒

嘘をついて逃げようとするぼっちを引き止める廣井の図。

ぼっち・ざ・ろっく!6話8分59秒

この手を離したあとのジャージが落ちるのいいよね。

ぼっち・ざ・ろっく!6話9分26秒

ここでも廣井が上手、そしてぼっち頭でうまく扉の鍵を隠してるのがうまい。

ぼっち・ざ・ろっく!6話10分31秒

場面変わっても廣井が上手にいる。

ぼっち・ざ・ろっく!6話10分30秒

同じく廣井が上手。

ぼっち・ざ・ろっく!6話10分49秒

このあと度々この電灯が描写されるが、ぼっちが一人ではないことを表している。

更にぼっちがいる右側は暗く、左は明るくなっている。現状は暗いということ。

ぼっち・ざ・ろっく!6話11分19秒

ここで一旦廣井とぼっちの位置が入れ替わっている、ここでの廣井はただの酒飲みなので。

また次カットしばらくぼっちを高架(暗い色)と同化させて暗さを表現している。

ぼっち・ざ・ろっく!11分36秒

このカットもぼっちが高架にすっぽり入るようになって暗さを演出している。

ぼっち・ざ・ろっく!6話13分42秒

ここから廣井が上手。

ぼっち・ざ・ろっく!6話13分50秒

ばりばりに割れてるスマホ、わかり味が深い。

ぼっち・ざ・ろっく!6話14分31秒

街灯のダメ押し。

ぼっち・ざ・ろっく!6話15分02秒

廣井がぼっちに目の前にいるのは敵じゃないと説明したあとのカット。

この日はお祭りということで陽キャ=光、自分=影とぼっちはこの段階では思っているという表現。

ぼっち・ざ・ろっく!6話15分46秒

ぼっちが真ん中より右にいて右を向いているのでかなり圧迫感がある、そして影になっているので暗くなっている。

これだけでぼっちの緊張感が伝わってくる。

ぼっち・ざ・ろっく!6話15分55秒

ここでも明確に、ぼっちと廣井が影でお祭りに来ている人たちが光になっている。

ぼっち・ざ・ろっく!6話16分13秒

6話でめっちゃ好きなカット。

空は広く美しいのに、ぼっちは小さく光が当たっていない。

喜多ちゃんのセリフと相まって哀愁を感じる場面。

ぼっち・ざ・ろっく!6話16分40秒

ぼっちが演奏を始めたものの不安で一杯のシーン。

ぼっちを後ろから移して更にその後ろの柵でぼっちを貫いている。(実際は貫いてはいないのだが、カメラの位置的な意味で)

写真でこういうのは首切りや串刺しとか言われてNGなのだが、逆にぼっちの不安や痛みを表していている。

ぼっち・ざ・ろっく!6話16分46秒

ファン1号と2号、ちなみに左が1号で右が2号とのこと。

ぼっち・ざ・ろっく!6話16分54秒

ぼっちを心配してくれる人はファン1号、2号だけでなく結束バンドメンバーもいる。

ぼっち・ざ・ろっく!6話16分58秒
ぼっち・ざ・ろっく!6話17分03秒

ぼっちが目を開けてそこから原作絵に繋がるシーン、めっちゃエモいよね。

ぼっち・ざ・ろっく!6話17分06秒

そして敵なんかいないことに気づいた時に点く街灯。

ぼっち・ざ・ろっく!6話17分06秒

影にいたぼっちが

ぼっち・ざ・ろっく!6話17分07秒

街灯の光で照らされ光になる。

ぼっち・ざ・ろっく!6話17分25秒

街灯からの光の演出。

ぼっち・ざ・ろっく!6話17分43秒

太陽の光もぼっちを照らす。

ぼっち・ざ・ろっく!16分13秒

もういちどライブ開始直後のカットを比べてみよう。

ライブ後のカットは頼もしさえ感じる。

ぼっち・ざ・ろっく!17分52秒

街灯。

ぼっち・ざ・ろっく!6話18分12秒

またも街灯。こうやってみるとかなりのカットで写っている。

ぼっち・ざ・ろっく!6話18分22秒

ライブ終了後、やはり廣井は上手である。

ぼっち・ざ・ろっく!6話19分34秒

もうお分かりですね?

ぼっち・ざ・ろっく!6話19分50秒

街灯。

ぼっち・ざ・ろっく!6話20分21秒

廣井にチケットを買ってもらうシーン。

ぼっち・ざ・ろっく!6話20分53秒

廣井がぼっちに電車賃貸してーっていうシーン、この時はどうしようもないダメ大人になっているので下手である。

ぼっち・ざ・ろっく!6話21分21秒

ぼっちが結束バンドにロインするシーン、序盤ではなかったぼっちが上手にいるカットになっている。

目次

6話まとめ

廣井という存在に助けられ、一層成長したぼっちの回だった。

冒頭でぼっちが廣井を助けるが、本当に助けられたのはぼっちだったというのが話の構成的に面白い。

映像的には上位存在である廣井を上手、ぼっちを下手を基本に構成されていた。

また、ライブシーンとその前後では2つの明かりがある街灯を何回も写すことでぼっちが一人ではないということを表現していた。

以上

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