【ネタバレ有】アニメ「アイドルマスターシャイニーカラーズ 」2nd season1章の感想。面白いアニメに仕上がっていた。

アニメ、アイドルマスターシャイニーカラーズ2nd season1章(1話~4話)を見た感想。

思いっきりネタバレありますので注意。

ちなみに自分はゲームのほうのシャニマスもシャニソンもリリース当日にちょっと触ったぐらいでシャニマスの知識かなり薄いです。キャラはある程度分かるそんな感じの浅い感じ。

結論からいうと普通に面白かったです、1st season(以下1期)はかなりアレな出来だったけど。

実際1期はWEBの最速放送であるニコニコではかなりの数字を出している。(悪い意味で)

このようにニコニコで放送されていたアニメのアンケートでぶっちぎりの低評価を受けている。

アイマスという圧倒的なブランド力があったとしてもこの有り様である。

自分が1期を見たとき「これドキュメンタリーだな」といった感想だった。

まず作中でよく使われているBGMがあり、それが結構しっとりしているピアノの曲でテンションがあがらない。

また、お話としても起伏がなくかなり淡々としている。

つまり、アニメであるにもかかわらずエンターテイメント性が低いということである。

アイドルという輝かしい物語のはずなのに記録映像的な面が強く、視聴者はこれは違うとなったであろう。

では、2期はどうかというと1期とうってかわってかなりエンターテイメント性によせている。

今回劇場公開された1章はTVシリーズという1~4話であるが、20分アニメとしても80分アニメとして見たときも満足度が高いものであった。

まず、1話は283プロにストレイライトが加入しますという、序の部分であり更に283プロのセンターポジである真乃と新キャラクター芹沢あさひとの邂逅がある。

ここであさひは真乃にどんなアイドルになりたいか?という問いかけをする。

1期では見えてこなかった、真乃は何故一度断ったアイドルをやると決めたのか、またどんなアイドルになりたいのかというシャニマス主人公への強烈な投げかけだった。

これは今回劇場公開の1章全体のテーマ設定でもあったのがまたポイントが高い。

そして1話後半はストレイライトのデビュー曲である「Wandering Dream Chaser」をフル尺を使ったでライブ映像である。

このライブ映像もかなり拘っていて、ストレイライトらしいサイバーパンクみある演出もありでかなりよかった。

ライブ終了と同時に1話も終了し、2期のテーマを示しつつストレイライトという新しい光を存分に取り込んだ素晴らしい1話であった。

2話は1話からすこし時間を遡ってストレイライトデビューライブ前の話である。

ストレイライトのメンバー、芹沢あさひ、薫冬優子、和泉愛衣の出会いが描かれている。

自由奔放で理想論的な考えかたをするあさひと、普段はふゆという猫かぶりキャラをしている冬優子、ギャルで楽観的な愛衣がどのようにストレイライトとしてデビューライブを迎えたかが描かれている。

前半はストレイライトのセンターを決めることになり、センターをやりたいといっているのは冬優子だけだったがとりあえず保留に。

その後レッスンを通してあさひの天才的なダンスの才能を見せつけられ、冬優子はセンターを諦めることとなる。

という流れなのだが、プロデューサーがセンター発表前に冬優子に根回ししていたりと、1期ではよくわからんままに真乃をセンターにしていたプロデューサーなのか?と思うぐらい有能になっていた。

後半はデビューライブ前に箔をつけておこうと音楽番組のオーディションに参加することとなる。

ここで冬優子はこのオーディションは出来レースであり、合格するユニットはもう決まっていることを知る。

もちろん冬優子は憤りを隠せないが、あさひはその合格するユニットよりすごいパフォーマンスしたら合格できるっすといいオーディション本番ではその合格予定ユニットの踊りをすぐに覚えて披露してしまう。

もちろんそんなことをしても合格するはずはないのだが、今までストレイライトのメンバーにも猫をかぶっていた冬優子が猫かぶりをやめて2話は終了である。

芹沢あさひという自由奔放な天才的キャラクターを説明しつつ、冬優子の猫かぶりを捨てさせ、あさひと冬優子だけでは険悪になってしまうところに愛衣というムードメーカーによってストレイライトは成り立っているという説明をうまくしている。

2話全部をしっかりつかってストレイライト回となっていて2話は非常に満足度が高い。これが1期であったら途中で別ユニットの話ぶっこんだりして話のまとまりがなくなっていた所だった。

3話は時系列が戻りストレイライトが283プロに加入、そしてハロウィンイベントの準備をする回である。

今までユニットごとに活動していた所をすべてシャッフルして新しいユニットとして組み直している。

それによって普段見られないメンバー同士の絡みや、真乃がどういうアイドルになりたいかを考える切っ掛けにもなっていて話の構成的にもいい感じである。

いつもと違う環境に置かれた真乃が他のメンバーとの交流を通じて小さな一歩を踏み出す。

2話のストレイライトみたいな対立や感情の起伏はないものの真乃らしい成長がしっかりと伝わってきた。

そして、4話はすべての尺を使ってハロウィンイベントのライブである。

ほぼライブシーンなのでそんなに語ることはないが、それぞれのライブが違うことをやっていて演出もそれぞれなので見ていて楽しいものだった、1章の最後に相応しい豪華さだった。

そして、最後にはノクチルの加入を匂わせて1章、もとい4話が終了する。

引きとしても完璧であり、単純に2章みたいなと思った。

1期のときのドキュメンタリー感はなく、完全にエンターテイメント性を持っていて映画館でみても後悔しない作りになっていた。

映像も改善していて1期はキャラが喋るたびにカメラをそのキャラに動かすという実写みたいなカメラワークがあったが2期1章ではなかった。(と思う)3Dアニメとはいえアニメっぽいカット割りになっていたと感じた。

全体的な満足度は高くシャニマスファンや1期アニメを見た人なら楽しめる作品になっている。

ただ、この映画は特別興行になっていて料金の割引が一切効かないのがネック。

2024年10月にはTV放送と各種ネット媒体で配信もあると思うので待つのもありっちゃあり。

そんなところです。

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