劇場版『チェンソーマン レゼ篇』感想 ネタバレ有り

劇場版チェンソーマン レゼ篇を見に行ってきた。
ちなみに原作は未読で、TVアニメは12話全部視聴済み。
TVアニメはもう3年前ということで、あ、そんなに前だったんだって思った。
TVアニメの自分の感想としては正直微妙ではあったが、映画ならたぶん大丈夫だろうという期待も込めて見に行った。
前情報はほぼなしで予告編すら見ずにいったが、とても良い出来で点数だと90点ぐらい。
ただ、いきなりレゼ篇が始まるので原作やTVアニメを見てないと設定とかがわからないと思う。

目次

とにかくレゼが可愛い

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公開記念PV より

ともかく本作品はメインの登場人物でありタイトルにもなっているレゼが可愛いに尽きる。
チェンソーマン本編としてはマキマというメインヒロイン枠がいるものの主人公デンジの上司であり憧れの女性みたいな感じで、逆にレゼはデンジと同じポジションにいるところがいいと思う。
雨宿りからの出会いとカフェでの出会いの積み重ね、そして夜の学校でのプールシーンや夏祭り描写はマキマとはまぁ出来ないであろういわゆる多くの人が思い浮かべる青春をしている。

MAPPのぬるぬる動画とレゼの声優の上田麗奈さんの演技と相まってめちゃくちゃいい描写をしている。
上田麗奈さんは魔性の女役をやらせたら右に出るものはいないと勝手に思っているのではまり役だな~と思いながらみてた。
とはいうもののいつもの上田麗奈さん本来の声質はそこまで表に出してない感じの声色でやや珍しいとは思った。
ただ、ちょっと聞いていれば全然判別できるぐらいの声色にはなっているが、デンジと同年代ぐらいにしては芯が入りつつも若干のお姉さんちっくな声ですごくよかった。
(と書いてる時は思っていたが、家に帰って予告編聞いてみたらそうでもなかったかも?映画館の音響のせいか)

良いMAPPAと悪いMAPPA

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公開記念PV より

初めに良いMAPPと悪いMAPPAと自分は勝手に言っていて、悪いMAPPAに見られるのがアクションシーンが長いまたはワンシーンが長いというのがある。
デンジとレゼが雨宿りした電話ボックスで出会ったあとのレゼが電話ボックスからカフェまで移動するシーンがアニメとしてはやや長く、自分はここであれこれもしかして悪いMAPPAか?とちょっと思った。
が、これに関してはラストのレゼがカフェに向かうシーンへの伏線というか繰り返しの演出で、このしっかりとした移動がないと最後の余韻がなくなるのでとてもいい演出だった。
悪いMAPPAかもな~とか一瞬思ってごめん。
最後のカフェへ小走りになる所はレゼの可愛さがめっちゃでてるし、かつ絶望への始まりで感情ごっちゃになってやばかった。

最初にTVアニメの時は正直微妙だと思った要因に、TVアニメは実写映画っぽい作りになっていてアニメとしてみるとなんか違う感が出ていた。ただ、自分は映画としてまとめて見ればいいんじゃないかなとは思っていた。
なので、TVアニメ微妙だなとは思いつつ今回映画を見に行ったのだが正解だった。
本作品は確かに実写映画っぽい演出もあるが、それをうまく残しつつアニメになっていたのでとてもよかったと思う。

まとめ

とても満足度が高く、もう1回みたいなと思わせるよさがあった。
というのも、結末はレゼはマキマによって始末されてしまうという悲しいものではある。
ただ、普通の人ではない生き方をしていたレゼはデンジとの楽しい想い出を作れたのはよかったし、またデンジはマキマ以外の人に恋をしたことで成長というか大人になった感じがある。
描きたい内容もわかりやすいし、シリアス一辺倒にならないようにギャグの挟み方もくどくなかったし全体的なクオリティが高く、いい作品であった。

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